【ストーリー】
石田徹子（吉田羊さん）はストレートで司法試験に合格し、弁護士となった才媛。29歳で結婚をし、人も羨む幸せな人生を送る筈が、仕事も結婚生活も上手くいかず、心に空白と孤独を抱えた日々を過ごしていた。そんなある日、婚約破棄で慰謝料を請求されたという女性が徹子の元に訪れる。女性の名は小谷夏子（木村佳乃さん）。徹子の同い年の従姉だった。夏子は初対面の相手でも、たちまちするりとその懐に入ってしまい、男をその気にさせる天才。彼女との未来を夢見た男は、いつの間にか自らお金を出してしまうのだ。しばらくぶりで再会した二人だったが、この日以来、徹子は生来の詐欺師の夏子に振り回され、トラブルが起こるたびに解決に引っ張りだされることになり…。
黒木瞳さんが自ら版元に手紙を書き映画化権を獲得。初のメガホンを取り映画監督に挑戦した、記念すべき第1回監督作品。上野駅前一番街商店会周辺で詐欺の調査をする堅物弁護士役の吉田羊さんのシーンや、鶯谷健診センターを警察署に見立て吉田羊さんが連行された天才詐欺師役の木村佳乃さんを迎えに行くシーンなどを撮影しました。
上野駅界隈のロケ風景
鶯谷健診センターのロケ風景
スタッフロケ現場メモ
多くの人が行き交う上野界隈で日中ロケを行なうということで撮影の準備を入念に行う。ロケ地へのこだわりは制作を通じて黒木瞳監督の熱気に溢れる要望として伝わってきた。初監督だけに気合が入っていた。撮影当日は天候が微妙な中、決行。黒木瞳さんは周囲にバレないように心掛けていたようだが、やはり人の多いこの上野ではバレてしまうもさすがの笑顔で周囲を和ませる。監督の要望で急きょお願いした店舗にも事前挨拶をしていた甲斐もあり快く引き受けてもらえた。鶯谷健診センターにおいては警察署としてぴったりハマり周囲の会社の人もびっくり。ロケ途中の黒木瞳監督からのスタッフひとりひとりへの何気ない差し入れの手渡しに感動！近隣のたまたま通りかかった学生さんもとても感動していて台東区フィルム・コミッションを説明したらこれまた興味を持っていただく。感動。
結構はらはらドキドキな短い撮影現場でしたが、何事もなく無事に終えることができました！是非、映画館に足を運んでご覧ください！特に女性は共感できるところがいっぱいあるストーリーだと思うので必見です！