東京から遠く離れた、東北・北三陸の小さな田舎町が舞台。そこで「海女さん」を目指すうちに、挫折・奮闘を経て「地元アイドル」に成長していくヒロイン。そしてついに東京で本格的にアイドルを目指すことに！宮藤官九郎がオリジナルで描く、ヒロインとその母・祖母が織りなす、女三代記の”人情喜劇”。
2008年夏。母・春子に連れられ北三陸を初めて訪れたアキは、現役で海女を続ける祖母・夏と出会い「海女さん」になることを決意する。1年後の2009年夏。海女修業を続けるうちに「地元アイドル」となったアキは、町に潜伏していた水口琢磨から「GMT47」のメンバーにスカウトされる。「GMT47」とは、荒巻太一が企画する、47都道府県のご当地アイドルを集めたアイドルグループであった。全国に北三陸の魅力をPRしたいという気持ちから、アキは上京することを決意する。だが、東京では見向きもされないアキ。アイドルの卵としての生活は想像以上に厳しいものであった。そんなアキの唯一の救いは、憧れの女優・鈴鹿ひろ美の存在であった。鈴鹿の付き人となったアキは、厳しくも温かい指導のもと、希望を失わず下積み生活を続ける。「GMT」のリーダー・入間しおりや地方出身者が集まる寮で、それぞれの方言で夢を語り合い励ましあうアイドルの卵たち。はたして、アキがデビューできる日は来るのか？
【第13週～アメ横（台東区上野4丁目周辺）】2013年6月24日（月）から放送の東京編では、アキ（能年玲奈さん）が東京・上野を拠点としたアイドルグループ「GMT47」として奮闘する姿が描かれます。アメ横センタービル内に劇場があるという設定で、アメ横センタービルやアメ横商店街で撮影が行われました。当日は商店街にご協力いただき、「アメ横女学園」のフラッグをつけたり、アメ横センタービルのビジョンでGMT47の動画を流したり、ビル壁面に「東京EDO シアター」の看板をつけるなどし、本格的な撮影が行われました。現在アメ横商店街では「NHKあまちゃんのロケ地 アメ横へきてけろ」という横断幕が掲げられており、街をあげて「あまちゃん」を応援しています！
【第13週～大名時計博物館（台東区谷中2-1-27）】アキたちが共同生活を行う谷中寮外観の設定で、大名時計博物館での撮影が行われました。肌寒い雨の降る中でしたが、アキたちGMTメンバーは元気いっぱいに撮影に臨んでいました。大名時計博物館は、1974年4月に開設された谷中にある時計の博物館です。陶芸家である上口愚朗氏に収集された江戸時代の大名時計が公開されています。なお博物館は見学可能（注：7～9月は展示物保護の為休館）ですが、敷地内にはお住まいの方もいらっしゃいます。見学の際は住居部分へは立ち入らないようご配慮をお願い致します。
【第17・20週上野ペデストリアンデッキ（台東区上野7丁目周辺）】JR上野駅を背景に上野ペデストリアンデッキでは、アキ（能年玲奈さん）がヒロシ（小池徹平さん）を見送るシーン、夏ばっぱ（宮本信子さん）と大吉（杉本哲太さん）が上京してくるシーンを撮影しました。
【第17週 おかちまちパンダ広場（御徒町南口駅前広場）】松坂屋上野店となりのおかちまちパンダ広場では、アキたちGMTメンバーとヒロシ、安部ちゃん（片桐はいりさん）が岩手物産展のビラ配りをするシーンを撮影しました。美術スタッフの手により広場に岩手物産展ののぼりや旗などが飾られ、まるで本当に物産展をやっているかのような仕上がりになりました。
【第17週 東叡山 寛永寺 不忍池弁天堂（台東区上野公園2-1）】若き日の春子（有村架純さん）が母・夏（宮本信子さん）に電話をかけるシーンを撮影しました。エキストラさんも当時の服装をし、平成元年の上野公園の様子を再現しました。ロケ地そばの不忍池は毎年7月下旬～8月上旬頃に一面きれいな蓮の花で覆われます。ロケ地巡りに是非いらしてください。
今回撮影にあたり、アメ横商店街、アメ横通り中央商店街、アメ横センタービル、アメ横プラザ商店街、上野中通商店街などご協力いただいた皆様へ台東区フィルム・コミッションスタッフ一同心より感謝を申し上げます。誠にありがとうございました！